プーヤン

プーヤン

プーヤン

発売日:1985年9月20日|価格:4900円|メーカー:ハドソン

NAO: 弓じゃなくて肉で戦う、母ブタの戦闘力に脱帽。
NATSU: 子豚が主役じゃなかった衝撃。名は体を表さず。

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裏技

  • 葉っぱ♪

    ジョイスティックを下に押し込んだ状態で、レバーをそのまま下方向に倒しておこう。次に十字ボタンの「上」を押して、いちばん上にゴンドラが来たらボタンを離す。すると、ゴンドラが下に降りていく途中で葉っぱが出てくる。

エピソード

  • トリビア

    『プーヤン』はもともと1982年にコナミがアーケードで稼働させた固定画面シューティングで、当時の同社としては『タイムパイロット』『スクランブル』に続く実験的タイトルのひとつだった。物語のモチーフは童話『三匹の子ぶた』だが、主人公は「子ぶた」ではなく「母ぶた」。さらわれた子どもたちを救うために、オオカミの群れと戦うという逆転構図がユニークで、当時の開発者・藤原得郎(後にカプコンで『魔界村』『バイオハザード』などを手掛ける)がグラフィックとディレクションを兼ねて担当している。彼は「かわいらしいキャラクターと、シビアなスコア設計を両立させたい」という意図を持って制作したとされる。

    アーケード版の基板は「GX320」と呼ばれ、当時のコナミとしては珍しく縦画面で動作する設計だった。敵の風船の動きや矢の落下速度は固定値ではなく、CPU負荷をもとに微調整される擬似乱数で制御されており、これが“オオカミが自然に揺れながら降りてくる”ように見える要因だった。さらに、メインBGMにはクラシック曲「森のくまさん」やドヴォルザークの「ユーモレスク」が使われ、当時としては珍しい“既存曲の再構成”を試みている。

    ファミコン版の移植を担当したのはハドソンで、当時のプログラマー・中本伸一がサウンド部分を独自に再構築した。アーケード基板の音源チップが1/300秒単位で割り込み処理を行っていたのに対し、ファミコンのハードウェアは1/60秒が最小単位。この差を埋めるため、中本はCPUクロックから直接タイミングを割り出す“疑似1/300秒インターバル”を自作し、擬似割り込み方式で高速SEを再現したという。これにより、肉を投げたときの“ポヨン”という独特の効果音がアーケードに近いテンポで鳴るよう調整された。

    ゲームデザイン面では、ハドソン独自のアレンジも施されている。ファミコン版では「葉っぱ」「キノコ」「毛虫」などの隠れキャラクターを撃ち抜くと、矢のスピードが上がったり、肉が無制限に使えたりする仕掛けが追加され、家庭用らしい“遊びの余白”が加えられた。また、隠れキャラのひとつ「ゴキブリ」を出すと8万点+残機5アップという破格のボーナスが入り、当時のプレイヤー間で“幻のキャラ”として話題になった。

    ファミコン移植にあたり、画面構成も一部見直されている。オリジナルではゴンドラの移動範囲が広く、敵が画面上下を占めていたが、ファミコン版では処理落ちを防ぐため縦方向を圧縮し、画面全体を“正方形に近い構成”に変更。さらに、敵の風船は内部的に2段階HP制で処理され、1発目で上昇速度が落ち、2発目で破裂する仕様となった。この“スローダウン演出”がプレイヤーの満足感を高め、結果的に「当てた手ごたえ」を演出する重要な要素となっている。

    ちなみに、ボーナスステージで使われる「肉を投げてオオカミを落とす」というシーンは、当初スタッフが“子ブタが反撃するシーン”として企画したものを、最終段階で母ブタに置き換えたという。これにより「母の愛情が強すぎて武器が肉になる」というユーモラスな象徴性が生まれた。制作メンバーの中には「子どもを守る母親のゲーム」という宣伝文句を本気で考えていた者もいたという。

    のちに藤原得郎がカプコンで作る『魔界村』にも、“母ブタの弓矢構造”が進化したような上下射撃構成が見られるのは、決して偶然ではない。
    『プーヤン』はシンプルなシューティングの皮を被った、“演出と技術の融合”の原点だったのだ。

  • NAO:総評

    あー、こいつは本気で頭おかしい発想だぜ。母ブタが肉を投げてオオカミを落とすなんて、童話が狂気に染まった瞬間だな。でもな、狙撃の精度とか、風船の軌道計算とか、よく見るとめちゃくちゃ繊細に作り込まれてる。単純そうで、実は鬼のようにシビアな設計。藤原得郎の名を見つけた時、ああ、後の『魔界村』が生まれるわけだって納得した。笑って遊んでる間に、コナミの実験精神が牙をむく——まさに80年代の狂気の結晶だぜ。

    出典:NAO
  • NATSU:総評

    なんだか懐かしいわね。母ブタが必死で子どもを守る姿、ちょっと泣けちゃう。肉を投げるっていうギャグみたいな手段なのに、そこに温かさがあるのよね。BGMの「森のくまさん」もかわいくて、遊んでるうちに童話の世界に入り込んでしまう。隠しキャラが出てきた時のドキドキ感、あの時代の“遊び心”そのもの。敵を倒すより、誰かを守るために戦う——そんな優しさがファミコンの画面いっぱいに詰まってた気がするわ。

    出典:NATSU
  • 📘 説明書資料(プーヤン [HFC-PO])

    説明書:Internet Archive(プーヤン [HFC-PO])
    ※Pooyan [HFC-PO](Famicom)(JP)
    区分:説明書/Manual/Instruction_Booklet

    出典:※当時の説明書はInternetArchiveに保存された資料を参照 / 権利は各社に帰属します

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