ファミリートレーナー アスレチックワールド

ファミリートレーナーアスレチックワールド

ファミリートレーナーアスレチックワールド

発売日:1986/11/12|価格:8500円|メーカー:バンダイ|ジャンル:スポーツ

NAO: 大がかりすぎるけど、家族で楽しむにはいいかも。
NATSU: 発想は良かった!でも準備がめんどくさい!

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ファミリートレーナーシリーズ

エピソード

  • トリビア

    ファミリートレーナー アスレチックワールドは、床に敷くマット型コントローラで遊ぶことを前提にした、いわゆる体感型のはしりの一本だ。発売当時の印象が強いのは、ソフト単体というよりも、マットとセットで家にやって来る体験そのものにある。テレビの前に広い場所を作り、床にマットを敷き、踏む位置を確認してからようやく始まる。つまりゲームを起動する前に、家の中の空気を少しだけ運動場に変える必要がある。だからこそ家族の視線が集まりやすく、上手い下手よりも、誰がどんな動きをしたかが記憶に残りやすい。コントローラを握る遊びではなく、体を置く遊びとして部屋の都合を巻き込む。その不便さが、逆にイベント感になっていた。

    マットは圧力センサーを内蔵した床用コントローラで、足で踏む大きなボタンによって操作する。裏表でボタン配置が異なる仕様として説明されることが多く、画面の指示に合わせて踏む位置を変えることで、走るや跳ぶといった動作を入力に変換する。ここで面白いのは、ゲームの難しさが知識や反射だけでは決まらず、部屋の広さや床の滑りやすさ、プレイヤーの靴下の相性まで影響してしまうところだ。準備がめんどくさいという短評は、この作品では欠点であると同時に個性でもある。遊ぶ前の段取りが、すでにゲームの一部になってしまう。

    内容そのものは、競技を模した短い種目の積み重ねとして語られやすい。複雑な物語や長い探索よりも、その場で動いて結果が出ることを優先しているので、遊ぶ側は直感的に理解できる。けれど実際にやってみると、踏む場所の判定に癖があり、狙った通りに反応しない瞬間が出る。そこで笑いが起きるのが、このシリーズの強さだ。失敗しても空気が重くなりにくく、もう一回やってみようと自然に言える。大がかりに見えるのに、目標は案外ささやかで、家の中で遊べる運動会の道具として成立してしまう。その軽さが、家族で楽しむにはいいかもという感触につながる。

    さらにトリビアとして押さえておきたいのは、このマットが後年、海外では別名で展開され、任天堂の周辺機器としても扱われる流れが生まれた点だ。日本のファミコン周辺機器として始まった仕組みが、地域や名称を変えながら広がっていく。アスレチックワールドはその入口に位置し、シリーズの一番手として、体を使うゲームの型を家庭に持ち込んだ。ゲームの内容以上に、家の床がステージになるという発想そのものが残り続ける。遊んだ人の記憶には、画面よりも先に、マットを敷いた部屋の景色が浮かぶはずだ。

  • NAO総評

    大がかりすぎるという感想は正しい。床に敷くマットを出した瞬間、ゲームは遊びではなく行事になる。だが行事にしてしまうのがこの一本の勝ちだ。判定の癖や段取りの面倒さまで含めて笑いに変わる。体を使うゲームの原型としては素直で、家族が巻き込まれる仕掛けが最初から完成している。遊びやすさより空気を動かす設計。そこがバンダイらしい。

    出典:NAO
  • NATSU総評

    発想は本当に良かった。いつものコントローラを握る遊びじゃなくて、部屋の床がそのまま競技場になる。だから準備が面倒なのに、準備している時間が少し楽しい。踏む場所を間違えて失敗すると悔しいより笑ってしまうし、見ている人も参加している気分になる。上手くいく日といかない日があるのも体感らしくて、家族の記憶に残るのはスコアよりも動きの方だと思う。

    出典:NATSU

📘 説明書資料(ファミリートレーナー1 アスレチックワールド [FT-01])

説明書:Internet Archive(ファミリートレーナー1 アスレチックワールド [FT-01])
※Family Trainer 1 - Athletic World [FT-01](Famicom)
区分:説明書/Manual/Instruction_Booklet
※当時の説明書はInternetArchiveに保存された資料を参照 / 権利は各社に帰属します

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