ウルティマ 恐怖のエクソダス

ウルティマ 恐怖のエクソダス

ウルティマ 恐怖のエクソダス

発売日:1987/10/09|価格:5900円|メーカー:ポニーキャニオン|ジャンル:RPG

NAO: 英語ばっかでまず取説読んだ時点で詰んだ気がした
NATSU: セーブし忘れて死んで、絶望して電源切った思い出

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ウルティマシリーズ

エピソード

  • トリビア

    1987年10月9日にファミコンへ来たウルティマ 恐怖のエクソダスは、ポニーキャニオンのPONICAブランドから出たRPGで、価格は4900円だ。見た目は渋く、始めた直後に親切な道筋は出ない。だから最初は迷子になるのに、取説を開くと地名や呪文や道具の言葉が異国の響きのまま並び、読む所から始まる感が強い。ところが一度整理できると、これはウルティマIIIのファミコン向けリメイクで、当時としては珍しい四人パーティとキャラクター作成を土台にした、本格寄りの冒険だったと分かる。RPGブームのさなかに出ておきながら、甘やかさない姿勢が逆に目立つ。

    遊びは世界地図を一つの駒で歩き、街で情報を集め、洞窟や城へ潜っていく流れだ。物語ではロード ブリティッシュに呼び出され、ソサリアを脅かすエクソダスを倒す旅に出る。最初にやるのが四人の作成で、人間やエルフなどの種族と職業を選び、能力の配分で手触りが変わる。探索中に敵と接触すると別画面の戦闘へ切り替わり、四人それぞれに命令を出して順番に動かす。この探索と戦闘の分離は原作ウルティマIIIの大きな核で、ファミコン版もその骨格を踏まえながら、会話や所持品の扱いはドラクエ的な複数窓の見た目に寄せた。情報量が増えるぶん、頭の中の整理が追いつかないと息苦しい。セーブも同じで、町の店で記録を残す仕組みなのに、場所を覚えずに外へ出て全滅すると、積み上げた夜が一気に戻る。怖さと格好よさが同居するのは、ここで生まれる。

    裏側が面白いのは、移植でありながら日本向けの演出が思い切っている所だ。開発はニュー トピア プランニングが担い、シナリオは秋元康が監修とアレンジを受け持ち、町の人の会話は大幅に書き直された。セーブする店の名前がセーブデパートになっているのも、その改変の象徴だ。音楽は後藤次利が担当し、海外版とは異なる雰囲気を作った。発売年の夢工場'87では作者リチャード ギャリオットが来日してサイン会も行われ、当時の熱がゲームの外側からも注ぎ込まれている。さらに日髙のり子が町でゲスト出演し、イメージソングの題名がアイテム名にも使われるなど、宣伝の要素が中身へ染み込んでいる。

    ただ、その豪華さが必ずしも遊びやすさに直結するわけではない。ファミコン版はコンピュータ版からグラフィックや演出の見え方が大きく作り直され、同じ筋立てでも触感が別物になる。会話が原作の世界観に合わないと受け取られることがあるのも改変の副作用で、緊張感のある探索に、ふと現実味のない軽さが入り込む。エンディング演出も変更され、最後は崩れる城から脱出するとそのままスタッフロールへ流れて終わる形になった。結局この作品の救いは、分からなさを解いていくほど冒険が静かに立ち上がるところにある。英語の単語を読み、地図に印を付け、セーブデパートに戻る道を覚える。その積み重ねが、怖さを格好よさに変えていく。

  • NAO総評

    英語の単語が並ぶ取説を開いた瞬間に、まず読む所から始まると悟らされる。なのに一歩外へ出ると、四人分の手番と位置取りが静かに効いてきて、気づけば地図とメモが机の主役になる。RPGブームの時代に、派手な演出よりも不親切さと想像力で勝負してくるのが皮肉で、しかも国内向けの台詞や店名が妙に軽くて世界観が揺れる。後藤次利の曲やゲスト出演まで抱えて広告は豪華なのに、遊び心は硬派。その噛み合わなさが忘れにくい。

    出典:NAO
  • NATSU総評

    怖いくらい静かな世界を歩いて、城や洞窟に入った途端に別画面の戦いが始まる。その切り替わりが妙にかっこよくて、でも油断するとすぐ全滅して、セーブし忘れた夜は本気で絶望する。四人を作って装備を整えるたびに少しだけ頼もしくなって、怖さが薄れる分だけ探索が楽しくなる。日本向けの音楽やゲストの要素もあって不思議と華やかなのに、根っこは硬派で孤独。その怖さと格好よさの釣り合いが、また最初からでも触りたくさせる。

    出典:NATSU

📘 説明書資料(ウルティマ 恐怖のエクソダス [PNF-UL])

説明書:Internet Archive 所蔵版(ウルティマ 恐怖のエクソダス [PNF-UL])
※Ultima - Kyoufu no Exodus [PNF-UL](Famicom)(JP)
区分:説明書/Manual/Instruction Booklet
※当時の説明書はInternetArchiveに保存された資料を参照。権利は各社に帰属します。

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