魂斗羅シリーズ
裏技
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残機が30人
タイトル画面で → ← ↓ ↑ A B を順に押してスタートタイトル画面で → ← ↓ ↑ A B を順に押してスタート
エピソード
トリビア
1988年2月9日、コナミからファミコンに出た魂斗羅は、ジャンル表記はアクションでも、体感は走って撃って耐える戦場そのものだった。買って遊び始めた瞬間はとにかく気持ちいいのに、数分で一撃死を繰り返し、どこが安全でどこが罠かも分からないまま画面だけが先へ進む。最初の迷子感は、世界観が難しいというより、ゲームがこちらに容赦しない速度で要求を突きつけてくるせいだ。にもかかわらず、次の一回では少しだけ先へ行ける。敵の配置と弾の流れを体が覚えると、さっきまで理不尽に見えた場面が、ちゃんと筋の通った試験問題に変わっていく。その変化が強烈で、二人同時プレイなら笑いながら修行を続けられるし、一人で挑む夜は短い成功体験を求めてリトライが止まらなくなる。家庭用のファミコン版は横画面になり、オープニングやステージ間のデモが加わって、ただの移植ではなく物語としての手触りが濃くなった。
システムは単純で残酷だ。基本は走りながら八方向へ撃てて、ジャンプ中も撃てる。弾は一発当たれば終わりで、地形の穴も即死だ。箱のようなアイテムから武器が切り替わり、連射系や広がる弾など、手に入れた瞬間だけ世界が明るくなる。その一方で、視点が横スクロールだけで終わらず、奥へ進む疑似三次元の面も混ざるから、同じ操作でも距離感が変わって目が追いつかない。アーケード版からの移植でありながら、家庭用版はステージの構成が組み替えられ、長さも増し、後半はアーケード終盤の要素を膨らませた面が続く。遊ぶ側はただ前へ進んでいるつもりなのに、実際は覚えるべき課題が静かに増えていく作りで、気づけば反射で指が動く修行になっている。武器を落とした直後の素手に戻る瞬間は、急に風が冷たくなるようで、ここで無理をすると必ず落ちると分かっているのに、つい前へ出てしまう。
この家庭用の執念には裏側の理由がある。ファミコン版はコナミ独自のカートリッジ基板とVRC2と呼ばれる制御用チップを使い、背景表現などの効果を支えたと説明されている。後の海外版ではコスト面から別の基板に切り替わり、容量も抑えられたという。つまり日本向けのファミコン版は、演出や環境効果、追加曲、場面をつなぐ短い物語など、家庭用でも熱を冷まさないための工夫が最初から盛り込まれていた。宣伝や口コミの現場では、二人で同時に突っ込めること自体が売りになり、難しさが話題を呼ぶ。さらに難しさを支えたのが、開発中の検証用に生まれた入力技がのちに残り、作品を越えて広まったという歴史だ。グラディウスの家庭用移植のテスト用に作られたコナミコマンドが、魂斗羅で残機を増やす手段として知られ、難しいゲームを遊び切る文化そのものを後押しした。MobyGamesでも家庭用版は社内開発の拡張移植だと説明されており、移植という言葉だけでは足りない再設計が行われたことが分かる。
印象に残るのは、強さそのものより、強さが物語と結びついているところだ。ステージ開始前の地図で進行が示されると、たった数分の挑戦にも遠征の気配が出る。ボスは派手で、倒した瞬間に緊張がほどけるが、次の場面でまた冷水を浴びせられる。二人で遊ぶと、片方が落ちた瞬間にもう片方の弾が急に頼りなく見えて、助けたいのに助けられない悔しさが残る。だからこそ、息を合わせて同じ罠を越えた時の喜びが大きい。時代の空気としては、家庭用でもアーケード級をそのまま持ち帰りたいという欲望が強くなっていた頃で、魂斗羅はその欲望を真正面から受け止め、さらに演出まで足した。救いは、難しさがただの意地悪ではなく、上達が目に見える形で返ってくることだ。昨日の自分が落ちた場所を、今日は当たり前のように越えられる。その小さな逆転が積み重なって、気づけばゴールにたどり着ける設計だ。
NAO総評
燃える演出と爽快な二人同時プレイで、失敗の連続すら快感に変えるのが魂斗羅の怖さだ。敵の弾も地形も一撃死で、覚えるほど手が滑らかになる修行ゲーなのに、画面のテンポと音の押し出しが強くて脳が前へ出る。さらにファミコン版は演出を増やし、物語と進行を整理して熱を煽った。人が集まると自然に残機談義になるあたりも含め、家庭用移植でここまで熱量を上げた執念は、当時のコナミが持っていた技術と見栄の勝利だと感じる。
出典:NAONATSU総評
難所だらけでも何度も挑みたくなる中毒って、結局は一回の上達が気持ちよすぎるからなんだよね。二人で進むと、片方が落ちた瞬間の空気が凍って、すぐ次の周回で取り返そうってなる。撃って跳んで転がって、やられた理由が目に見えるから悔しいのに前向きになれる。音楽も演出も男前で、クリアした時より途中の叫び声の方が思い出に残る。疲れてるのに、もう一回だけって言いながら夜が溶けていく。こういう一本があるだけで救われた。
出典:NATSU
📘 説明書資料(魂斗羅 [RC826])
説明書:レトロゲームの説明書保管庫(魂斗羅 [RC826])
※Contra [RC826](Famicom)(JP)
区分:説明書/Manual/Instruction_Booklet
※レトロゲームの説明書保管庫様による保存資料です。 / 権利は各社に帰属します。













発売日:1988/02/09|価格:5300円|メーカー:コナミ|ジャンル:アクション
NAO: 燃える演出と爽快2Pプレイで脳汁全開の傑作
NATSU: 難所だらけでも何度も挑みたくなる中毒アクション