けっきょく南極大冒険

けっきょく南極大冒険

けっきょく南極大冒険

発売日:1985年4月22日|価格:4500円|メーカー:コナミ

NAO: ペンギンのくせに飛ぶとかチートすぎ!
NATSU: 国旗を立てるたびに「また制覇か」と思ってた。

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ノーブランド品
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エピソード

  • トリビア

    1985年4月22日、コナミがファミコン向けに『けっきょく南極大冒険』を発売。定価4,500円、型番はRC804。オリジナルはMSX版(1983年)で、南極の各国基地を“時間内に次の基地へ到着する”というラリー風の設計を、家庭のテレビでもそのまま楽しめるように落とし込んだ一本です。画面は手前から奥へ伸びる疑似3Dの直線コース。主人公のペンギン君を左右にさばき、必要に応じてスピードを上げ下げしながら進みます。途中には氷穴やクレバス、そして“ひょうきんアザラシ”が待ち構え、つまずいたり落ちたりするとタイムを失います(命を落とすのではなく時間だけが減るのがポイント)。アザラシはジャンプでは越えられないので、確実に横へ避ける——この“落ち着き”が好スコアの第一歩です。

    コースは全10ステージ。基地に着く前にタイムが0になるとゲームオーバー、逆に間に合えば残りタイムが得点に加算され、次の基地へ。10面クリア後は1面へ戻り、障害の切り替わりや敵の出方が厳しくなる“周回”に入ります。遊び始めにレベル(1〜3)を選べるのも家庭用らしい配慮で、上げるほど制限がタイトに。道中では、旗や飛び出す魚を取ることでスコアが伸びます。さらにファミコン版だけの“ウレシイ小道具”が、点滅する旗から得られる「ペギコプター」。これを取るとペンギン君の頭に小さなプロペラが付き、ボタン連打で最大約4秒だけふわっと浮遊。氷穴やクレバスの密集地帯をやり過ごせる、短いけれど心強い切り札です(飛行中は左右移動はできない/転倒や落下で効果は消える)。NAOの「ペンギンのくせに飛ぶとかチート」の印象は、この“短時間だけの空中退避”の驚きそのもの。短いからこそ、どこで切るかの判断に腕の差が出ます。

    演出面の語りどころは、各国基地へ着いた時の“旗”。ゴールの瞬間にその国の国旗が掲揚され、チップチューンのファンファーレとともに「またひとつ制覇」の手応えをくれます(南極点はペンギンの旗)。スタート/ゴールは昭和基地付近で、10の基地を巡って南極をぐるり。“国旗を覚える知育の狙い”を帯びていたこともよく知られる要素で、NATSUの「国旗を立てるたび“また制覇か”と思ってた」という感覚は、設計そのものが意図した体験と言えます。BGMはワルトトイフェル作曲「スケーターズ・ワルツ」のアレンジ。軽やかなメロディが、前へ前へと走り続けるテンポを下支えします。難しさは“理不尽”ではなく“段取り”。アザラシは避ける、氷穴はジャンプ、クレバスは連打で素早く這い上がる——基本の反復だけでプレイ内容が目に見えて安定していくのが、いま遊んでも気持ちいい。

    もう少し踏み込むと、ファミコン版の“気持ちよさの理由”は“危険と救済の密度”です。序盤はスピードの上げ下げと左右回避で十分。やがて視界の先に穴の群れが見えたら、ペギコプターの使いどころ。飛行中は横移動ができないため、直前にラインをきれいに合わせてから浮くのがコツです。ペースを崩して転んだりクレバスに落ちたりすると効果が消える仕様も、プレイに小さな緊張を与えてくれる。加えて“時間切れ=即ゲームオーバー”というシンプルな失敗条件ゆえ、終盤は残り距離とタイムの見積もりが自然と身につき、視線が“画面右上(距離とタイム)と目の前の障害”を往復するようになる。この“情報の少なさと必要十分さ”のバランスが、35年以上経っても古びない大きな理由だと感じます。家庭用移植としては、レベル選択や周回の手触り、そしてファミコン版追加のペギコプターが、コンパクトな構成の中で遊びの“起伏”をきれいに作ってくれる——そんな、かわいい見た目に実用が詰まった一本です。

  • NAO:総評

    ペンギンが飛ぶなんてチートだろ!って思ったけど、実際はペギコプターが4秒ほど浮くだけ。だから穴の前でしっかりラインを合わせてから使う段取りが妙に気持ちいいんだよな。序盤はスピードの上げ下げと左右避け、旗や魚でスコアを拾い、終盤は残り距離とタイムの読み合い。国旗が掲げられる瞬間に小さな達成感が積み重なって、ついもう一周……となる。かわいい見た目に反して、操作の丁寧さが結果に直結する硬派さがある。上げ下げの間合い、ジャンプの踏み切り、避けの角度、その全部に自分のリズムが乗るからクセになる。短評どおり“飛ぶ驚き”と“黙々と進む緊張”の同居が魅力の一本だぜ。

    出典:NAO
  • NATSU:総評

    国旗を立てるたび「また制覇か」って思える、この小さな達成感が心地よいのよね。道中はアザラシをジャンプで越えられず失敗、クレバスに落ちて必死に連打……そうやって左右避けやスピード調整を自然に覚えていく。点滅旗から出るペギコプターは短いけど、使いどころ次第で絶望的な区間をふわっと回避できて嬉しい。BGMの「スケーターズ・ワルツ」も軽快で、手元のリズムと重なる感じが楽しい。見た目はほのぼのしてるのに、終盤は“距離とタイム”を常に計算して走っている自分に気づく。派手さはなくても、周回を重ねたくなるちょうどよいテンポと達成感。短時間で遊べるのに雑には進めない——そんな設計の上手さが光る一本だと思うわ。

    出典:NATSU
  • 📘 説明書資料(けっきょく南極大冒険[RC804])

    説明書:Internet Archive(けっきょく南極大冒険[RC804])
    ※Antarctic Adventure [RC804]
    区分:説明書/Manual/Instruction Booklet

    出典:※当時の説明書はInternetArchiveに保存された資料を参照 / 権利は各社に帰属します

チラシ等

出典:ファミマガ1985年8月号 / ※本画像は当時の広告・誌面資料として引用しています / 権利は各社に帰属します

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