裏技
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パスワード
強化状態で開始強化状態で開始 「ざ」 終盤付近から開始 「へめきりづ づしおべう ぼそくぢく あぜさはぬ へふないお ふおさぶす」
「ざ」
終盤付近から開始
「へめきりづ づしおべう ぼそくぢく
あぜさはぬ へふないお ふおさぶす」
エピソード
トリビア
アウトランダーズは、1987年12月4日にビクター音楽産業から価格5300円で発売されたファミコン用アクションRPGで、真鍋譲治のSF漫画を題材にしたライセンス作品だ。一人用のカートリッジ作品として、漫画とアニメの勢いを家庭用の冒険へ引き写そうとした時代の一枚でもある。原作漫画は白泉社の月刊コミコミで1985年から1987年にかけて連載され、宇宙戦争と恋とコメディ、そしてサービス精神が同じ画面に同居する作風で知られる。作者は宇宙叙事に挑みたかったこと、剣を振るう女の子や巨大宇宙船を描きたい嗜好、さらに当時の大作SF映画への憧れが創作の動機になったと説明されている。ゲームの主人公は新聞社のカメラマン若槻哲也で、地球侵攻に来た銀河帝国の王女カームと出会う。哲也とカームは、結婚すれば両陣営は戦えなくなるという理屈に賭け、皇帝の許可を得るため彼女の母星へ向かうが、侵攻を命じた当の皇帝はその展開を歓迎せず、哲也は投獄され、カームは連れ去られる。物語は脱獄と救出から一気に動き出し、恋愛劇のはずが牢獄と帝国の権力にぶつかるところから始まるのが、この作品らしい転調になっている。
ゲームは斜め見下ろし視点で、哲也を操作して町や施設を巡り、敵と接触しながら進む。哲也は最初は剣しか持たないが、銃などの武器も見つかり、状況に合わせた立ち回りが求められる。物語の冒頭で哲也を助けるのは、茶色いマント姿の異星人ナオで、牢からの脱出を手引きする相棒として登場する。旅の途中では他の協力者も加わり、賑やかな一行へ変わっていく。アイテムの所持や、覚える魔法といったRPGの要素も備え、進行はパスワードで記録する方式だ。ジャンルとしてはRPGの枠に収まりつつ、実際の手触りは敵をさばく動きが中心のアクション寄りで、SFの未来世界をアニメ漫画調の絵作りで包んでいる。容量は1Mに加えて64KのRAMを載せたとされ、見下ろし画面で人や施設を切り替えながら進める構造は、異星文明の小道具を散らして雰囲気を作るための下支えになった。原作を知っていると、登場人物名や固有名詞に反応しながら、原作そのままではない冒険として飲み込む瞬間があり、知らない場合でも、囚人から始まる救出劇として筋を追える。
作品の周辺史そのものが、いちばん濃いトリビアになっている。1986年12月にはタツノコプロ制作のOVAも作られ、監督は山田勝久、脚本には寺田憲治と冨田祐弘が名を連ね、音楽は若草恵が担当した。48分という尺の制約から内容は大きく整理され、反応は賛否が分かれたとされる。原作は後に海外でも翻訳出版され、OVAも英語吹替版が複数制作された。こうした映像展開と並走し、ファミコン版はミクロニクスが開発しビクター音楽産業が発売したと記録されているほか、同じビクターからNEC PC 8801向けにも別のアクションRPGが1988年に出ている。ゲームの存在感を物語る小さな証拠として、徳間書店から攻略本が1987年末に刊行されたという情報も残っている。さらに原作者側の距離感も面白く、同人誌上の対談でOVAの出来に不満を述べたとされ、同時期連載のキャラバンキッドではファミコン版ゲームの出来を茶化すような場面があったという。MobyGamesにも、作者本人が作中に出て来て台無しにするなと叫ぶ描写が、ゲームの評判を踏まえた自虐的な参照として紹介されている。原作付きでもゲーム内容は別物になりやすい、そのズレまで含めて当時のメディアミックスの熱を記録してしまったところに、この一本の価値がある。原作を追いかけていた人ほど、画面の中の名前と挙動の違いに笑ったり戸惑ったりしながら、1987年の空気として受け止めることになる。
NAO総評
原作の顔は借りているのに、遊ぶと別の作品が出てくる。このズレを埋めるのは親切な説明ではなく、斜め見下ろし画面の空気と、ぎこちない操作の癖だ。ファミコンの枠に収めるための省略や割り切りが、原作再現ではなく雰囲気の圧に化けている。豪華OVAと同じ波に乗ったメディアミックスの強引さまで込みで、雰囲気ゲーとして受け止めた者だけが納得できる。作者が台無しにするなと叫ぶ逸話まで、皮肉な裏付けになっている。結局それが楽しい。
出典:NAONATSU総評
読んでいたコミックの名前や顔が出てくると、それだけで胸が少し温かくなるのに、遊ぶとテンポがもたついて、思い出のスピードと噛み合わない瞬間がある。それでも、カームと哲也の逃避行を追いかけるうちに、原作とは違う形で物語をなぞっていると気づく。再現度はまあまあでも、当時の空気ごと残った一本として、ゆっくり味わいたい。パスワードで続きから始めるたび、ページをめくるみたいに冒険が戻って来るのも懐かしい。よね。
出典:NATSU
📘 説明書資料(アウトランダーズ[VFR-A1-03])
説明書:Internet Archive 所蔵版(アウトランダーズ[VFR-A1-03])
※Outlanders [VFR-A1-03](Famicom)(JP)
区分:説明書/Manual/Instruction Booklet
※当時の説明書はInternetArchiveに保存された資料を参照。権利は各社に帰属します。











発売日:1987/02/04|価格:5300円|メーカー:ビクター音楽産業|ジャンル:アクションRPG
NAO: 原作付きでもゲーム内容は別モノ。雰囲気ゲーです。
NATSU: 読んでたコミックの再現度は…まあまあ。テンポ惜しい。