アンタッチャブル

アンタッチャブル

アンタッチャブル

発売日:1991/12/20|価格:6800円|メーカー:アルトロン|ジャンル:アクション

NAO: 映画題材で渋い選択、だが操作感の硬さはカポネより強敵だった。

NATSU: 銃撃戦の緊張感を味わえた一作、映画の世界を遊べるのが嬉しかった。

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アルトロン
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裏技

  • ステージスキップ

    ハイスコア登録時の名前を “XVQ” と入力すると、タイトル画面後にステージ番号画面で Up + A + B を押すことでステージをスキップできる。

エピソード

  • トリビア

    1991年にアルトロンから発売されたファミコン版『アンタッチャブル』は、ブライアン・デ・パルマ監督の映画『アンタッチャブル』を題材にしたアクションゲームである。洋画原作をファミコンで再現するという試み自体が珍しく、さらに海外メーカーである Ocean Software の作品を日本で移植販売したため、独特の仕様や背景がいくつも存在する。ここでは、本作にまつわる小ネタをまとめて紹介する。

    まず基本構成として、本作は全7つのレベルで進行する。MobyGames のデータベースによれば、それぞれ「Street」「Warehouse」「Bridge」「Alleys」「Train Station」「Hostage」「Rooftop」というシーン名が付けられている。横スクロール型の移動ステージだけでなく、カバーアクションを用いたガンシューティングや、人質救出シーンなど、映画の場面を意識した多彩なゲーム性が盛り込まれていた。ファミコンにしてはジャンルの切り替えが多い構造であり、この点は他のキャラゲーにはあまり見られない特色だった。

    開発体制にも注目すべき小ネタがある。原作ライセンスを保有していたのはイギリスの Ocean Software であり、実際の開発は Special FX Software が担当している。そして日本版ファミコンに移植・出版したのはアルトロンという組み合わせで、国内パブリッシャーが洋画ライセンスの海外タイトルを持ち込んだ数少ない事例となっている。こうした背景から、日本市場では「なぜこの渋い映画をファミコンで?」という驚きを持って受け止められた。

    ゲーム内容に関しては、映画を知らないとやや分かりづらい作りになっている。映画では仲間が殺害されるシーンや法廷闘争などドラマパートが重視されていたが、ゲーム版ではアクション部分に特化しており、ストーリー説明はほとんど省略されている。そのため、説明書を読んでも仲間の死や背景事情にはほとんど触れられず、「何となくギャングと戦うゲーム」として進行してしまう点がユニークでもあり、不親切でもあった。

    一方、操作感については硬さが目立ち、プレイヤーの記憶にも「敵より操作性が強敵だった」という印象が残りがちだ。カバーから撃つタイミングのシビアさ、敵の反撃速度の速さ、そしてヒット判定の狭さが合わさり、難易度は高め。だがその分、映画さながらの緊張感を味わえると感じたユーザーも少なくなかった。ファミコンという制約の中で、銃撃戦のスリルをどう再現するかに挑戦した跡が見て取れる。

    また、タイトル選定そのものが小ネタといえる。『アンタッチャブル』は禁酒法時代を舞台にした渋い映画であり、当時のファミコン市場で主流だった「明るくポップなアクション」や「子ども向けアニメ原作」とは大きく異なる。そうした硬派な題材をゲーム化した点が、ファンの間で“珍品”として語られる理由のひとつとなっている。

    このように、『アンタッチャブル』はファミコン末期における異色の映画原作アクションであり、ステージ構成、開発体制、映画とのギャップ、そして題材選び自体がすべて「小ネタ」として語り継がれている。完成度というよりも「なぜこの作品がファミコンに?」という驚きと、操作性の難しさを含めた体験が、今も記憶に残る理由だといえる。

    出典:MobyGames / retro.gg
  • NAO:総評

    ファミコン後期に突如現れた映画題材ゲームとして、選択の渋さと異色さが際立つ一本だ。禁酒法時代のギャング抗争という題材は魅力的だが、実際のプレイ感覚は操作レスポンスの硬さや判定のシビアさが大きな壁となる。カバーから撃つ緊張感はあるものの、動作がぎこちなく、思うように動かせない苛立ちの方が強い。まさに「敵より操作性の方が強敵」と言われる所以だろう。ただし、洋画原作を真面目にファミコンへ落とし込もうとした試み自体は評価でき、当時のライセンスものとしては珍しい硬派さを持っていた。完成度よりも話題性で語られる作品であり、ある意味でファミコン末期の“珍ゲー文化”を象徴する存在だ。

    出典:NAO
  • NATSU:総評

    映画の銃撃戦を家庭で体験できたという点だけでも、当時の子どもには十分なインパクトがあった。画面の奥から敵が現れ、遮蔽物から顔を出して撃ち返す瞬間は、ハリウッド作品の一幕に入り込んだようで、緊張感を直に味わえた。操作性には難があったものの、そのシビアさが逆に「命のやり取りをしている感覚」を強め、独特の手汗を誘ったのも確かだ。グラフィックは硬派で、明るいキャラクターゲームが主流のファミコン市場では異彩を放っていた。友達と一緒に「映画を遊べる」という事実に盛り上がり、話題性は十分。遊びにくさも含めて記憶に残る、不器用ながらも挑戦心を感じさせる一本だったと今でも思い出される。

    出典:NATSU

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