バンゲリングベイ

バンゲリングベイ

バンゲリングベイ

発売日:1985年2月22日|価格:4900円|メーカー:ハドソン

NAO: 事前情報のワクワク感と実物のギャップがすごかった。
NATSU: 難解だけどやめられない、不思議な中毒性。

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バンゲリング帝国三部作

エピソード

  • トリビア

    『バンゲリングベイ』は1985年2月22日にハドソンがファミコン向けに発売した見下ろし型シューティング。定価4,900円、品番はHFC-RB。オリジナルはウィル・ライトが開発したCommodore 64用(1984年)で、のちの『シムシティ』の着想源としても語られる一本です。舞台は“バンゲリング帝国”の軍需拠点が点在する湾。プレイヤーは空母を母艦とする攻撃ヘリで出撃し、島々にある6つの工場を破壊して戦争機械の稼働を止めるのが目的。世界は縦横10画面(計100画面)規模で、端はループしてつながる大きな一枚マップ。ヘリはラジコン風の慣性をともなって16方向に旋回・加減速し、機銃と爆弾で対地・対空を切り分けて戦います。工場は時間経過で防衛力が強化され、周囲には高射砲・戦車・レーダーが配置。レーダーが稼働すると戦闘機が呼び寄せられるため、先にレーダーを潰す、周囲の砲台を静めてから爆撃に移る、といった“段取り”が要となります。

    ファミコン版はC64版からいくつか仕様が異なり、画面左下に常時表示されていたミニマップ(レーダー)が削除されました。代わりに、(NES/FC系)ではタイトルで「2-PLAY」を選ぶと二人同時プレイが可能に。プレイヤー1がヘリを操縦し、プレイヤー2はIIコントローラでバンゲリング帝国側の高射砲を回転・発射して迎撃を担当します。さらにファミコン版固有の小ネタとして、IIコントローラのマイクに声を入れると、敵側の戦闘機を“スクランブル(出撃)”させられる仕掛けも用意されていました。よく「『ハドソン!』と叫ぶ」と伝承されますが、実際は音声認識ではなく一定以上の音量検知なので、言葉は任意。2Pが呼んだ敵機を1Pが撃ち落としてスコアを稼ぐ、逆に序盤で呼びすぎて空母が危険になる——そんな“表と裏”の遊びが同居していたのも本作らしさです。

    遊びの基本構造は“戦況が動く”こと。工場は完全破壊しないと後に再稼働し、艦隊側も状況に応じてボマー(空母のみを狙う爆撃機)や戦闘機、果ては戦艦まで建造して対抗してきます。ALERTが鳴って空母が攻撃を受けている最中は離着艦できない、空母と敵戦艦が同画面に入ると魚雷で空母が沈む、といった緊張のルールもあり、単なる“面クリア”ではなく“面のない一局”を戦う手触りがありました。弾薬は最大9発までで、着艦すれば補充&修理。さらに敵島の一角には“弾薬置き場”があり、着陸して爆弾を“盗む”ことも可能——危険は増すが移動効率は上がる、というリスク/リターン設計もユニークです。

    開発面の小話としては、ウィル・ライトが制作時に使っていた内部用マップエディタで“街を作って眺める”こと自体が楽しくなり、その感覚を発展させて『シムシティ』が生まれたという有名なエピソードがあります。ブランド面では“バンゲリング帝国”がブローダーバンド作品にしばしば登場する架空勢力であること、ファミコン移植と同時期にVS.システム向けアーケード版も存在することなど、80年代中盤の“PC→FC→AC”へ広がる潮流を象徴するタイトルでもあります。日本では発売時期に『コロコロコミック』の漫画『ファミコンロッキー』で題材にされるなど露出もあり、期待値と実際の難しさのギャップが話題を呼びました。ただ、操作や戦況の読みを飲み込むほど“自分の作戦がハマる快感”が顔を出し、いま見るとリアルタイム・ストラテジックな要素を先取りした一作としての評価も根強い。空母を守り、補給と爆撃の順番を整え、敵の増援を見て手を打つ——当時のファミコンでは珍しい“考えるシューティング”の代表格です。

  • NAO:総評

    雑誌での前評判と、実際に触った時の落差は衝撃的だったな。でも遊び込むうちに“難解”が“段取りゲー”に変わってくる。レーダーを先に潰し、砲台を沈め、工場を狙う——この手順が決まると戦況が一気に整理される。空母のアラートが鳴って慌てて帰還する緊張感もクセになるし、操縦の慣性に体が馴染むと滑らかな飛行が気持ちいい。二人プレイでマイクに声を入れて敵を呼ぶ悪ノリまで覚えていて、当時の空気ごとパッケージされてる感じだ。派手さはないが、ノートに作戦を書き込んで少しずつ改善していく楽しさが光る。地味に奥が深い、実験的な一本だったと思うぜ。

    出典:NAO
  • NATSU:総評

    最初は難しすぎて戸惑ったのを覚えてる。ヘリの操作はラジコンみたいに独特だし、ミニマップがないから何度も迷子になった。でも少しずつ工場の位置や帰還のコツが体に染み込んでくると、不思議とやめられなくなる。レーダーを壊して空を静かにし、砲台を黙らせてから爆撃——この流れが決まると“考えた通りに進む”快感がある。2Pで敵をマイクで呼ぶ仕掛けなんて、今振り返ってもユニークで笑える。単なる撃ち合いじゃなく、補給や防衛の順序まで考えさせるのは当時として斬新だった。難解だけどクセになる、その言葉どおりの中毒性を持った一本だったと思うわ。

    出典:NATSU
  • 📘 説明書資料(バンゲリング ベイ [HFC-RB])

    説明書:Internet Archive(バンゲリング ベイ [HFC-RB])
    ※Raid on Bungeling Bay [HFC-RB](Famicom)(JP)
    区分:説明書/Manual/Instruction_Booklet

    出典:※当時の説明書はInternetArchiveに保存された資料を参照 / 権利は各社に帰属します

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