裏技
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ミュージックサンプラー
タイトル画面でセレクトボタンを押しながらスタートボタンを押すと、ミュージックサンプラー画面に切り替わります。タイトル画面でセレクトボタンを押しながらスタートボタンを押すと、ミュージックサンプラー画面に切り替わります。 -
やしの木の隠しアイテム
ステージ4の「きょうりゅう」付近で、通称「プテラノおはぎ」(飛行する敵)が飛来します。これに飛び乗り、やしの木の上へ移動すると、爆弾のアイテムが出現します。ステージ4の「きょうりゅう」付近で、通称「プテラノおはぎ」(飛行する敵)が飛来します。これに飛び乗り、やしの木の上へ移動すると、爆弾のアイテムが出現します。
エピソード
トリビア
サンソフトの「ギミック!」は、1992年1月31日にファミコン向けソフトとして発売されたアクションゲーム。定価は6200円。国内ではファミコン末期に当たり、ハードの限界へ真っ向から挑む設計と、演出・音楽の完成度で“隠れた代表作”として語られる。主人公はぬいぐるみのユメタロ―。少女がさらわれ、ユメタロ―が異世界を旅して救い出す……という童話調の導入から、精密な操作と物理挙動を土台にしたハードな手触りへと一気に踏み込む構成が特徴だ。ゲームの核は「星(ギミック)」の使いこなしにある。ボタンを押し続ける溜め時間によって星が放たれる角度や速度が変化し、放物線で跳ね、斜面でバウンドし、壁で反射する。プレイヤーはこの星に“乗る”ことができ、タイミングを合わせて足場にしたり、反射で敵やスイッチへ届かせたりと、攻撃と移動の両面で高度な応用を要求される。見た目は可愛らしいが、挙動はシビアで、慣性・反動・斜面の角度が細かく効くため、短い区間の成否が総合的な操作精度に左右されるデザインだ。
面構成はステージクリア型。一般的な6面構成を遊んだだけでは物語は完結せず、各ステージに隠された“特別なアイテム”をすべて集めると追加の隠しステージが開放され、真の最終ボスとエンディングに到達できる。つまり、探索と条件達成がきちんと遊びに組み込まれており、“ただクリアする”と“作品をやり切る”の間に明確な段差を設けているのが本作の流儀だ。隠しアイテムは単なる配置ではなく、星の物理や地形の性質を理解して到達する小パズルとして設計され、ルート発見と技量の両面を満たすことで初めて回収できる。演出面では、画面切り替えや敵・仕掛けの動作、ボスのフェーズ移行などがきわめて滑らかで、ファミコン実機でも“動きに無駄がなく、反応が速い”ことが遊び心地に直結するよう緻密に組み立てられている。
音楽はサンソフト屈指の完成度として名高い。作曲は影山雅司で、カートリッジ側の拡張音源を活用した極めて立体的なサウンドが鳴る。伴奏がしっかり動き、メロディの起伏も大きいのに、効果音と干渉せずに前に出る。軽快に跳ねるリズムが星の反射感とシンクロし、プレイの“手触り”とBGMの“聴こえ”が一致する体験を生んでいるのが印象的だ。視覚・聴覚・操作の三要素が綺麗に連携し、難度は高いのに何度も再挑戦したくなる理由のひとつになっている。グラフィックも小粒ながら丁寧で、敵やギミックが機能を理解しやすいシルエットで描かれ、透明床や滑る斜面といった“性質”が色や模様で読み取りやすく整理されている。
海外では「Mr. Gimmick」の名でスカンジナビア地域向けにNES版が発売された。国内の“技巧派アクション”としての評価に対し、海外では当時流通量が限られたこともあり、長く知る人ぞ知る一本だったが、後年の復刻配信で触れられる機会が増え、物理挙動とルート発見を核にした設計が再評価される流れが生まれた。いまプレイしても、星の角度・反射・反動を体で覚えていく学習曲線は古びず、演出やUIの無駄のなさも現代的に感じられる。ファミコン世代の“やればやるほど分かるし、分かるほど楽しくなる”タイプの代表格であり、表層の可愛さと難度のギャップを含めて独自の存在感を放っている。
出典:Wikipedia(jp) / ! / Wikipedia(en) / !NAO:総評
理不尽寄りだと感じる場面は確かにあるけれど、演出と音楽が素晴らしく、その二つが“高難度に挑む理由”をちゃんと支えているのが見事。星の角度や反射を体で覚えていくと、最初は壁のようだった区間が少しずつ“筋道のある難しさ”に変わっていく。そこに、鳴り続ける快いフレーズと、邪魔をしない効果音、すっきりした画面設計が重なり、気がつけば再挑戦が楽しくなっている。見た目は可愛いのに、遊びは大人びていて、完成度の高さが理不尽感を薄めてくれる。結局、難しくても“もう一回”と思わせる力が本物で、伝説級と呼ばれる理由は、手触り・見た目・音の三拍子が高次元で噛み合っているからだと思う。
出典:NAONATSU:総評
星が床で弾んで角度を変え、壁で反射して戻ってくる――その“手応え”が新鮮で、遊ぶほどに気持ち良くなっていきました。うまく乗れた瞬間、星が足場になって高く跳べた瞬間の“分かった!”という感覚は、何度でも味わいたくなるもの。BGMも耳に残るのにうるさくなく、テンポが崩れた時の悔しさすら次のトライの燃料に変えてくれます。可愛い見た目からは想像できないほど厳しいけれど、操作と学習が素直に実力に直結するので、練習がちゃんと報われる。だからこそ“あと少し”を繰り返してしまう。星の物理と音楽の推進力が背中を押してくれる、忘れがたい挑戦型アクションでした。
出典:NATSU
発売日:1992/01/31|価格:6200円|メーカー:サンソフト|ジャンル:アクション
NAO: 難易度は理不尽寄りだが、演出と音楽だけで伝説級の完成度。
NATSU: 星を跳ね返す物理感覚に感動!BGMも耳から離れず何度も挑戦。