忍者じゃじゃ丸くん

忍者じゃじゃ丸くん

発売日:1985/11/15|価格:4900円|メーカー:ジャレコ|ジャンル:アクション

NAO: 忍者なのに派手すぎる。赤装束で見つかる気満々。
NATSU: カエルが出てきて即クリア。忍法、大味の術。

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忍者じゃじゃ丸シリーズ

裏技

  • 姫ボーナス 257,000点

    ステージ7で、さくら姫の真下にある床へ向けてジャンプし、頭を天井に当てて姫を跳ねさせると、着地時に257,000点のボーナスを獲得。

エピソード

  • トリビア

    1985年11月、ジャレコから登場した『忍者じゃじゃ丸くん』は、同社のアーケード作『忍者くん 魔城の冒険』をベースに、家庭用に再構築されたアクションゲームだった。タイトルどおり、主人公は忍者なのに赤装束。隠密どころか敵の目を引く鮮やかさで、ひょうきんさと軽妙さを前面に押し出している。ステージは上下3層構造で、敵を手裏剣で倒したり、下からブロックを突き上げて攻撃する単純なルールだが、敵の動きに癖があり、軽快な操作感と相まって中毒性の高いリズムを生んだ。

    ステージを進めていくと、忍者の成長を感じさせる4種類のアイテムが現れる。手裏剣、透明薬、スピードアップ、巻物――そのうち3種類を集めると、最強の忍法「ガマパックン」が発動し、巨大なカエルに乗って敵を丸呑みにできる。一定時間無敵となり、画面上の妖怪たちが一斉に金縛りになる光景は、当時の子どもたちにとって“忍法奥義”の象徴だった。さらに、画面上部のさくら姫が落とす桜の花びらを3枚集めるとボーナスステージに突入し、なまず太夫を倒して救出に成功すれば、ささやかながら達成感のある演出が用意されていた。

    敵キャラも個性豊かで、氷の術を使う「おゆき」、傘を投げる「カラカッサ」、跳ね回る「ピン坊」、そしてボス的存在の「なまず太夫」など、妖怪を題材にしながらもコミカルにデフォルメされており、恐ろしさよりもどこか憎めない愛嬌があった。BGMはファミコン初期らしい軽やかな旋律で、テンポの良い効果音と一体になってリズムゲーム的な心地よさを作り出していた。

    また、8発以内の手裏剣で面をクリアすると1万点ボーナス、2万点と5万点で1人ずつ残機が増えるなど、得点システムも充実しており、ハイスコアを競う遊び方も盛んだった。最高得点は655,350点で固定される仕様で、ゲーム誌ではその限界スコアを撮影して投稿するプレイヤーも多く見られた。裏技や偶発的なバグも多く報告され、「ガマパックン中に姫が食べられる」現象など、真偽不明の噂が子どもたちのあいだを駆け巡った。そうした“遊びの余白”こそが、このゲームの人気を支えた要素でもある。

    開発を手がけたジャレコは、当時『エクセリオン』や『シティコネクション』などで人気を得つつあり、“キャラクターのあるアクション”を模索していた時期でもあった。『忍者じゃじゃ丸くん』はその流れを決定づけ、以後『じゃじゃ丸の大冒険』『じゃじゃ丸忍法帳』など、RPGや横スクロールへと展開するシリーズの礎になった。赤い忍者の姿は、ファミコン黄金期の象徴として長く記憶に残る存在となった。

    当時の広告には「忍法ガマパックンで妖怪退治!」というキャッチが掲げられ、テレビCMではテンポの良いBGMとともに子どもたちが笑顔でコントローラーを握る姿が映された。シンプルで明るい忍者像は、ハドソンの『忍者ハットリくん』とは違う“やんちゃなヒーロー像”として、家庭のテレビに親しまれた。

    そして忘れがたいのは、その温度感だ。『忍者くん』よりも丸みを帯びたキャラクター造形、少し照れくさい世界観、どこか牧歌的なスピード感。それらが組み合わさって、単なるアクション以上に「家庭の空気」を映す一本になった。兄弟で交代しながら遊び、ガマパックンで笑い合い、花びらを集めて姫を救う――その流れすべてが、80年代の居間の風景と重なっている。技術的には素朴でも、人の記憶に残る体験としての完成度は驚くほど高かった。

  • NAO:総評

    赤装束で目立つ忍者、って突っ込み待ちの設定だが、当時はそれが正解だった。潜む美学より、走る快感。うまくいけば無敵のガマ、油断すれば爆弾で即退場――設計の矛盾をテンポでねじ伏せる一本だ。4アイテム中3種で奥義が開く単純明快さ、8発以内クリアの1万点、花びら3枚のボーナス面……数字のルールが“もう一回”を呼ぶ。完成度より中毒性、技巧よりリズム。いま遊んでも、手裏剣の音が出た瞬間に体が前のめりになるんだぜ。

    出典:NAO
  • NATSU:総評

    桜の花びらを追いかけて、ガマに乗って、姫を助ける。どの場面にも生活の明るさが差していた。こたつのぬくもり、兄弟の笑い声、ブラウン管の赤い光。負けてもリセットすればまた会える、そんな距離感がうれしかった。難しさはあるのに、意地悪さはない。小さな忍者が跳ねるたび、部屋の空気が少し軽くなる。あの頃の夜に戻れる気がして、今もつい電源を入れたくなるの。

    出典:NATSU
  • 📘 説明書資料(忍者じゃじゃ丸くん [JF-06])

    説明書:Internet Archive 所蔵版(忍者じゃじゃ丸くん [JF-06])
    ※Ninja Jajamaru-kun [JF-06](Famicom)(JP)
    区分:説明書/Manual/Instruction Booklet

    出典:※当時の説明書はInternetArchiveに保存された資料を参照 / / / 権利は各社に帰属します

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