スカイキッド

スカイキッド

発売日:1986/08/22|価格:3900円|メーカー:ナムコ|ジャンル:シューティング

NAO: 左スクロールが妙に新鮮。空戦の旅、始まる。
NATSU: 軽快な空中アクロバットに思わず笑顔。

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バンダイナムコゲームス

裏技

  • コンティニュー

    ゲームオーバー表示で2コンの十字キー左下を押しながら1コンのスタート
  • きりもみ復帰

    墜落のきりもみ中に十字キー上を押しつつAかBを連打して立て直し

エピソード

  • トリビア

    1986/08/22にナムコから発売されたスカイキッドは、定価3900円で登場したファミコンの横スクロールシューティングで、ナムコットの連番では18番に当たる。舞台は鳥たちの国バードランドで、若き飛行機野郎のバロンとマックスが悪の軍団メカズキンに立ち向かう。元は1985年にアーケードで人気を得た作品で、当時の資料ではテーブル型筐体のヒット作として上位に挙げられた。制作面の小さな裏話として、この企画は家庭用で作る構想から出発したが、より大きな開発体制を使えるアーケードで先に形にする判断がなされ、結果としてギャグも仕掛けも過密なくらい盛り込まれたという経緯が残っている。アーケード版はパックランドと同系統の基板で動き、翌年には追加要素を載せたスカイキッドデラックスも登場し、シリーズの顔が固まっていった。

    遊びは単純で、任務の終点にある飛行場へたどり着いて着陸すればクリアになる。ただし道中は敵機の体当たりや地上砲火が入り乱れ、地形にぶつかっても終わりなので、無茶をしない飛行がまず難しい。しかも飛行場を通り過ぎてしまうと燃料切れで墜落するため、攻めたい気持ちをぐっと抑えて降りる決断が必要になる。射撃は基本が水平で、機首の角度を変えて斜めにも撃つ。ここで頼りになるのが宙返りで、上昇や水平など複数のループを使い分けると弾を避けたり背後に回ったりでき、上手く決まると敵機をまとめて処理できる場面もある。機体は左向きに進む独特の見た目で、画面は右へ流れていくため、当時の横スクロールに慣れた手が一瞬迷うが、慣れるほどにリズムが出る。

    得点稼ぎの仕掛けも多い。道中に隠された爆弾を拾って大型目標に投下すると大きな得点になり、近づくと音で気付けるようになっている。任務ごとに空と地上の標的をどれだけ壊したかでも加点され、全部壊しきったときだけ最後にご褒美が出るあたりが、つい欲張りたくなる設計だ。看板の上空で宙返りするとパックマンなどナムコの仲間が顔を出す小ネタがあり、太陽の前で宙返りすると昼が夜に切り替わる演出もある。任務終了時には三人の踊り子が登場し、宙返りで投げキッスのハートを飛ばすが、撃ってしまうと別の姿に変わるという、善意と悪ふざけが同居した仕掛けまで用意されている。二人同時の協力プレイも可能で、ナムコ作品では初の二人同時協力として語られることもある。撃たれて失速した相方に連射でショックを与えて立ち直らせるという、助け合いの作法までルール化されているのも面白い。

    ファミコン版はアーケード版とは手触りが少し違い、ナムコットの連番が表に出ていた時代の区切りとしても語られる。敵の攻撃が穏やかになった一方で、練習用のダミー標的が無くなるなど遊び方も少し変わり、任務数が増えて全二十六面に加えて八面ごとに訓練面が挟まるなど家庭向けに遊びやすく整えられた。アーケード版の追加版にあたるスカイキッドデラックスの要素が取り込まれたうえ、ピラミッドや火山の面といった家庭用独自の要素も加えられている。墜落のきりもみが始まった瞬間に操作で立て直せる救済や、条件を満たすとゲームオーバー後にコンティニューできる手順も隠されていて、当時のナムコットらしい抜け道が残る。音楽は軽快な行進曲調のテーマが中心で、作曲は小沢純子とされる。作曲者名が目立たない時代でも旋律だけは子どもの耳に残りやすい。後年は家庭用の復刻配信やアーケード作品の復刻でも遊び直せる形が整い、かわいさと難しさと悪ふざけが同居した空の旅は、今見ても昭和の遊園地みたいな温度を保っている。ふと思い出すと口ずさめるのが今でも強い。ずっと。

  • NAO総評

    左向きで突っ走るのに画面は右へ流れる、最初の違和感がこのゲームの看板だぜ。飛行場で降りる判断を誤れば燃料切れで落ちるし、欲張れば砲火に焼かれる。宙返りで弾幕をほどいて逆転する瞬間だけは痛快で、看板の小ネタまで含めて遊びの密度が高い。二人同時で助け合えるのに、連射でショックを入れて立て直すのが礼儀という発想も昭和だ。得点は標的の壊し方まで計算され、訓練面まで挟んで腕前を矯正してくる。かわいい顔で人間を追い込む職人気質が、あの旅の始まりを今でも新鮮にする。だからこそ一面の離陸で、空戦の旅が始まる瞬間がちゃんと残る。

    出典:NAO
  • NATSU総評

    宙返りひとつで弾をよけたり昼を夜に変えたり、空の遊び場みたいな発想に思わず笑顔になる。左向きに進むせいで最初は戸惑うのに、慣れてくると画面の流れが波みたいに気持ちいい。飛行場へ降りるときのほっとする感じ、爆弾を見つけたときの小さな得、仲間と並んで飛ぶ安心感が、手元のコントローラを温めてくれる。看板で顔を出すおなじみのキャラや、任務の終わりに飛ぶハートまで、戦いのはずなのにどこか優しい。かわいいのに難しくて何度も落ちるのにまた離陸したくなる、その繰り返しが夏休みの匂いを連れてくる。行進曲みたいなテーマを口ずさむと、あの空の色が戻ってくる。

    出典:NATSU

📘 説明書資料(スカイキッド [NSK-3900])

説明書:Internet Archive(スカイキッド [NSK-3900])
※Sky Kid [NSK-3900](Famicom)(JP)
区分:説明書/Manual/Instruction_Booklet
※当時の説明書はInternetArchiveに保存された資料を参照 権利は各社に帰属します

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