ナッツ&ミルク

ナッツ&ミルク

発売日:1984/7/28|価格:4500円|メーカー:ハドソン|ジャンル:パズル

NAO: どっちがナッツでどっちがミルクだっけ。
NATSU: 任天堂風味を全力で再現してて微笑ましい。

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エピソード

  • トリビア

    『ナッツ&ミルク』はハドソンがパソコン向けに1983年に展開した後、ファミリーコンピュータ向けには1984年7月に発売された固定画面型のパズルアクション。ファミコンではハドソンがサードパーティー第1号として参入し、本作と『ロードランナー』が“任天堂以外のメーカーによる初のファミコンソフト”として並び称される。タイトルどおり、主人公はピンク色の「ミルク」、ライバルが「ナッツ」、そしてゴール地点には恋人の「ヨーグル」。各ラウンドに散らばるフルーツをすべて食べ、家の前に現れたヨーグルのところへ到達するとクリアという、わかりやすい目的設計である。ゲームは1人プレイのほか2人交互プレイに対応しており、初期ファミコンらしい家族・友人との遊び方を意識した枠組みが整えられていた。

    ファミコン版は全50面が用意され、ラウンドは「1/2 PLAYER GAME A」と「1/2 PLAYER GAME B」の2系統。Aの最終50面をクリアすると自動的にBの1へ移行し、Bではヘリコプター(触れると500点/Bのみ登場)など追加ギミックで難度が上がる。画面左右はつながっており(ラップ)、端から反対側へ抜けられること、高所からの落下や連続ジャンプで“気絶”する(ボタン入力で復帰できる)など、短いルール文に多層のリズムを仕込んだのが本作の味だ。さらにセレクトボタンでラウンドをスキップできる仕様もあり、子どもでも先の面を“見に行ける”設計が当時として親切だった。

    本作のもう一つの柱が「GAME EDITOR」である。ここではラウンド1の画面を自分で作り替え、ミルク/ナッツ/フルーツ/スプリングを配置できる(上限はミルク1・ナッツ3・フルーツ5・スプリング2、いずれも1つ以上の配置が必須)。作ったラウンドをクリアすると通常のラウンド2へ進むため、“お手製の1面から始まるナッツ&ミルク”を遊べる感覚だ。なお、データはリセットで消去される仕様で、外部記憶装置に保存する機能は用意されていない(“ナッツ&ミルクでもテープ保存可能”という言説は誤りで、テープ保存を備えていたのは同時期の『ロードランナー』側である)。当時の家庭用としてユーザー編集機能を備えたこと自体が先進的で、後年の“つくる遊び”の萌芽として語られる。

    開発の系譜に目を向けると、パソコン版とファミコン版でゲーム構造が大きく異なることが分かる。パソコン版は上から見下ろすトップビューで四方向移動主体、対してファミコン版は横視点でジャンプやロープを駆使する――つまり同名ながら“別作品”に近い整理だ。ファミコン版のルールテキストにはボーナスラウンドも記されており、条件を満たすとヨーグルのもとへボーナス点が0になる前に到達すれば残機が1人増えるといった、アーケードライクな伸ばし要素も備える。スコアはフルーツ(1個800点)、ナッツを飛び越える(100点)、Bだけに登場するヘリコプター(500点)などで構成され、短い1面の中で“集める・かわす・踏み切る”を反復させる設計が、テンポ重視のファミコン初期らしい感触を生んでいる。

    アートと手触りは“任天堂作品風”と評されることも多いが、これはやわらかなパステル調の配色と丸みの強いキャラクターデザイン、そして明快な一文ルールの積み重ねによるものだろう。結果として『ナッツ&ミルク』は、派手な演出に頼らず“読める”動きと失敗の学習を前提にした初期ファミコンの王道を体現しつつ、エディタやスキップなど家庭用に寄り添う便利機能も先取りした、過渡期ならではの1本になっている。

  • NAO:総評

    「どっちがナッツでどっちがミルクだ?」って毎回混乱してたけど、気づけばピンクがミルクでライバルがナッツってちゃんと覚えてたんだよな。フルーツを全部集めてヨーグルの家に行くだけのシンプルな流れなのに、ロープやスプリングのクセに振り回されて、毎面ちょっとした解法を見つける楽しさがあった。セレクトで面を飛ばせる親切設計や、自分で1面を作れるエディタは当時としてはかなり未来的で、子供心に「次は何を作ろう?」ってワクワクさせられたよ。結局のところ、派手さはないけどテンポの短いステージの中に考える楽しさが詰まっていた。タイトルで戸惑わせて、遊びで納得させる――ハドソン第1号にして意外とセンスのある一作だったな。

    出典:NAO
  • NATSU:総評

    「任天堂風味を全力で再現してて微笑ましい」――まさにそんな印象が強い作品だったわ。パステル調の色合い、丸いキャラクター、短い一文で済むルール。どれもとっつきやすくて、家族や友達と交代で遊ぶのにちょうどよかった。特に印象的だったのは、自分で1面を作って“自分だけのナッツ&ミルク”から始められること。リセットすれば消えてしまう儚さも含めて、その一回限りの体験に夢中になったのよね。ミルクが気絶しても連打で立ち直るドタバタ感や、Bモードに進むと出てくるヘリコプターの存在も、小さな驚きを与えてくれた。素朴だけど確かな工夫が積み重なっていて、遊んだ後もやさしく心に残る。初期ファミコンらしい温かさを感じさせる一本だったと思うの。

    出典:NATSU
  • 📘 説明書資料(ナッツ&ミルク [HFC-NM])

    説明書:Internet Archive(ナッツ&ミルク [HFC-NM])
    ※Nuts & Milk [HFC-NM](Famicom)(JP)
    区分:説明書/Manual/Instruction_Booklet

    出典:※当時の説明書はInternetArchiveに保存された資料を参照 / 権利は各社に帰属します

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