ピンボール

ピンボール

発売日:1984/2/2|価格:4500円|メーカー:任天堂|ジャンル:テーブル

NAO: ボールがどこいった!?ってなるやつ。
NATSU: ボーナスステージに行けると嬉しい。でもすぐ落ちる。

🗨      思い出をコメントに残してみませんか?

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エピソード

  • トリビア

    1984年2月2日に発売された『ピンボール』は、ファミコン初期のスポーツ/アクション寄り作品の中でも独自の存在感を放つ一本だ。ベースとなったのは、任天堂がゲーム&ウォッチで出していた「ピンボール」。その小型液晶版を拡張し、テレビ画面で本格的に楽しめるように仕立て直したのが本作だった。

    盤面は上下二段構成。下画面で打ち返したボールを上へ運び、再び下へ落として返すというシンプルな流れだが、そこにいくつものギミックが潜んでいる。下段中央にはカードが5枚伏せられており、通過させるたびにめくれていく。10からエースまでを揃えると5,000点が加算され、フリッパー復活や画面色の変化といった“ご褒美演出”が挿入される。こうした「運と技の絡み」が当時の子どもたちを夢中にさせた。

    さらに上画面にはスロットが配置され、ペンギン柄を3つ揃えると得点が倍増するモードに突入する仕組みもあった。これに成功すると一気にスコアが跳ね上がり、友達と得点を競い合う時にはまさに逆転の切り札となった。単調になりがちなピンボールにスロット要素を組み合わせた発想は、シンプルながら遊び心のある試みだったといえる。

    本作にはもうひとつ忘れられないモードがある。特定の穴にボールを落とすと突如ボーナス画面へ切り替わり、そこではマリオが板を持って登場。ブロック崩し風にピンクのキャラクター(実はレディ、のちのポリーン)を受け止め、落とさないように守り続けるという演出だ。ピンボールの盤面から急に別ゲームへ飛び込む展開は、ファミコン初期ならではのサプライズ要素であり、子どもたちの間で話題をさらった。

    操作感についてもユニークな仕様が盛り込まれていた。モードAは軽めの挙動で遊びやすい一方、モードBは重力を強調したリアル寄りの動きになり、難易度が一気に上がる。加えて、スコアが10万点に到達するとフリッパーが消え、15万点で復活するという意地悪な仕掛けまで存在する。単なる得点競争ではなく、挑戦心をくすぐるよう調整されていたのだ。

    アーケード版「VS.ピンボール」も同年に登場し、北米を含めた市場で稼働。家庭用にとどまらず業務用としても展開されたのは、当時の任天堂がピンボールを強く推していた証でもある。その後もWiiやWii Uのバーチャルコンソール、Nintendo Switch Onlineなどに収録され、さらには『どうぶつの森』のミニゲームとしても再登場。発売から40年を経ても、任天堂自身に繰り返し掘り起こされる“愛され枠”であることがわかる。

    BGMはほとんどなく、効果音主体で構成された点も特徴だ。チープに聞こえるかもしれないが、シンプルな効果音が盤面の緊張感を際立たせ、「あと一打でボールを落とすかもしれない」というドキドキを増幅させていた。当時のプレイヤーからは「ピンボールらしいリアルさを感じた」「音が少ないからこそ集中できた」という声も寄せられている。

    『ピンボール』は、派手さや演出で魅せるよりも“システムで引き込む”タイプのゲームだった。カードをめくる達成感、スロットでの逆転劇、ボーナス面でのマリオ登場…。ファミコン初期の中でも遊び手の想像力を強く刺激した一本であり、今なお当時を懐かしむユーザーにとって語り草となっている。

  • NAO:総評

    「ボールどこいった!?」って叫ぶのが、このゲームの醍醐味だったんだよな。上下二段の盤面を視線で追うだけで大忙し、カードをめくったりスロットを揃えたりで一喜一憂する。しかもスコアが伸びると10万点でフリッパーが消える意地悪仕様まであって、挑戦するほどハラハラさせられたんだぜ。特に忘れられないのがボーナス面で、マリオが板を抱えてレディを受け止めるシーン。突然ブロック崩しみたいな別ゲームに飛び込む展開は、ファミコン初期ならではのサプライズだったな。BGMはほとんどなく、打球音と反射音だけで緊張感を演出してたのも逆にリアルでよかった。シンプルな仕掛けなのに夢中になれたのは、“最後の一打”にすべてを懸ける緊張感が生まれていたからだぜ。

    出典:NAO
  • NATSU:総評

    カードを揃えたりスロットに成功したときの達成感は、点数以上に声を上げたくなる喜びだったわ。特にマリオが登場するボーナス画面は格別で、いつもの脇役が突然ヒーローに見える瞬間があったのよね。でも大抵はレディを落としてガックリするのもお約束だった。モードBでは球が重くて操作が難しく、友達と「今のはお前のせい!」なんて言い合いながら笑った思い出もある。アーケードの「VS.ピンボール」を見つけたときは、家で遊んでいたソフトがゲーセンにあることに驚いたわ。派手な演出はなかったけれど、何度も挑戦するうちに集中力が磨かれていって、リビングが静まり返るほど夢中になれた。素朴だけど奥深さがあったからこそ、今でも忘れられない一本ね。

    出典:NATSU
  • 📘 説明書資料(ピンボール [HVC-PN])

    説明書:Internet Archive(ピンボール [HVC-PN])
    ※Pinball [HVC-PN](Famicom)(JP)
    区分:説明書/Manual/Instruction_Booklet

    出典:※当時の説明書はInternetArchiveに保存された資料を参照 / 権利は各社に帰属します

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