ドンキーコングシリーズ
裏技
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パワースプレーの温存
ステージ中にドンキーをツルの途中まで押し上げると「パワースプレー」が落下する。これを取ると一定時間だけ射程が伸び威力も増す。効果時間が残っている状態でラウンドをクリアすると、次のラウンドへそのまま持ち越せる仕様になっている。難しいステージの前に落とすだけ落としておき、敢えて拾わずに温存する戦略が有効だった。ステージ中にドンキーをツルの途中まで押し上げると「パワースプレー」が落下する。これを取ると一定時間だけ射程が伸び威力も増す。効果時間が残っている状態でラウンドをクリアすると、次のラウンドへそのまま持ち越せる仕様になっている。難しいステージの前に落とすだけ落としておき、敢えて拾わずに温存する戦略が有効だった。 -
1機につき1回再出現
パワースプレーは「1機につき1回」まで再出現する仕様があり、失敗した場合でも再挑戦が可能。これを利用すると、残機を抱えたまま長時間のスコアアタックに挑むことができる。パワースプレーは「1機につき1回」まで再出現する仕様があり、失敗した場合でも再挑戦が可能。これを利用すると、残機を抱えたまま長時間のスコアアタックに挑むことができる。 -
花ボーナスによる高得点
ステージクリア時、残っている花の数に応じてボーナス点が加算される。1本あたり500点、5本すべて残すと3,000点のパーフェクトボーナス。高得点を狙うプレイでは、敵を撃つより「花を守る」ことが重要視されていた。ステージクリア時、残っている花の数に応じてボーナス点が加算される。1本あたり500点、5本すべて残すと3,000点のパーフェクトボーナス。高得点を狙うプレイでは、敵を撃つより「花を守る」ことが重要視されていた。 -
5万点エクステンド
スコアが50,000点に達すると残機が1つ増える。序盤でパーフェクトボーナスを安定させれば、早めにエクステンドを得られるため長期戦が有利になる。スコアが50,000点に達すると残機が1つ増える。序盤でパーフェクトボーナスを安定させれば、早めにエクステンドを得られるため長期戦が有利になる。 -
クリーピーの妨害対策
ステージが進むと登場する敵キャラ「クリーピー」は噴霧を遮るため、攻撃の射線を邪魔する存在。通常スプレーでは除去が難しいが、パワースプレー使用中なら排除可能。スコア稼ぎを狙う場合でも、クリーピーを効率的に処理できるかが鍵となった。ステージが進むと登場する敵キャラ「クリーピー」は噴霧を遮るため、攻撃の射線を邪魔する存在。通常スプレーでは除去が難しいが、パワースプレー使用中なら排除可能。スコア稼ぎを狙う場合でも、クリーピーを効率的に処理できるかが鍵となった。
エピソード
トリビア
『ドンキーコング3』(Donkey Kong 3)は1983年にアーケードで稼働を開始し、翌1984年7月4日にファミリーコンピュータへ移植された。価格は4,500円。前作『ドンキーコング』『ドンキーコングJR.』とは異なり、主人公がマリオから園芸家スタンリーに交代し、ジャンプアクションから固定画面シューティングへと大きく方向転換した作品である。
プレイヤーはスタンリーを操作し、噴霧器で昆虫やドンキーコングを攻撃する。目的はドンキーを画面上端まで押し上げて退散させることで、敵を全滅させてもラウンドクリアにはならない。画面下には花壇が並び、これを守ることも重要な要素。敵が花を奪うとクリア時のボーナス点が減少し、5輪すべて守り切ればパーフェクトボーナスが加算される。守備と攻撃の両立が求められる点で、単純な撃ち合いに留まらない緊張感を持っていた。
大きな特徴が「スーパースプレー」である。ドンキーをある高さまで押し上げるとツルから落下し、取得すると一定時間だけ射程と威力が増す。効果が残っていれば次のラウンドに持ち越せるため、取得タイミングがスコアや安定攻略の鍵となった。1機につき1回は再出現する仕様もあり、残機を維持して長期戦に挑む戦略が可能であった。
敵は多彩で、小バチの「バズビー」、爆弾を落とす「ベスピー」、噴霧を遮る「クリーピー」などが登場する。特にクリーピーは通常のスプレーでは排除できず、パワーアップ中に処理する必要があるため、強敵として印象に残った。ラウンドは3種類の構成が固定順で巡回し、スコアが50,000点に達すると残機が1つ増えるエクステンドも存在する。アーケードらしいスコアアタックの設計が移植版にもそのまま生きていた。
本作はシリーズ唯一、マリオが登場しない本編として知られる。その理由は1982年発売のゲーム&ウオッチ『グリーンハウス』にある。そこではすでにスタンリーが主人公として花壇と虫の戦いを繰り広げており、『ドンキーコング3』はその流れを汲んだ設定を採用した。唐突な変化ではなく、社内的には一貫性を持った試みだったと理解できる。
開発はアーケード版を任天堂開発第一部(R&D1)が担当し、宮本茂や横井軍平が関わった。ファミコン移植はインテリジェントシステムズが担当し、アーケードの主要要素を忠実に再現している。当時はシューティング人気が高まりつつあり、シリーズの新機軸を模索する意図が透けて見える。
アーケード版は日本国内では一定の成功を収め、雑誌の新作ランキングにも入ったが、北米ではゲーム産業の低迷期に重なり商業的には苦戦したとされる。ファミコン版は低価格で遊べる家庭用ソフトとして登場し、アーケードの要素を家庭でも楽しめる点が評価された。
現在ではバーチャルコンソールやNintendo Switch Onlineでも配信されており、再評価の機会が増えている。ジャンル変更と主人公交代という大胆な転換を試みた意欲作として、シリーズ史の中でも独特の存在感を放ち続けている。
NAO:総評
「なんで昆虫駆除ゲー?」と子どもの頃に首をかしげた思い出が、いまだに鮮明です。マリオがいなくなり、花壇を守る園芸家が主人公という大胆な変更は、当時の自分には少し戸惑いを与えました。でも改めて遊んでみると、スプレーで押し上げる感覚や、花を守り抜く達成感は他にない味わいがあって、単純に「変わっただけ」では片付けられない面白さがあったと気づきます。敵の動きも素直で覚えやすく、スコアを稼ぐ工夫も楽しく、考えてみればドンキーシリーズに欠けていた「守る」要素を加えた試みだったのかもしれません。違和感を抱きつつも、結局は何度も挑戦したくなる、不思議な中毒性のある作品です。
出典:NAONATSU:総評
「主人公が誰なのかよく分からない」という第一印象は今でも拭えません。マリオのように親しみやすい存在ではなく、スタンリーは無口で背景も語られない。でも遊んでいるうちに、そのキャラらしさがプレイスタイルににじみ出てきます。花壇を必死に守り、虫を払い、ドンキーを追い上げる――地味だけど、確かに“彼の戦い”なんですよね。パワースプレーを温存してここぞで使う緊張感も含め、泥臭い努力で成果を勝ち取る姿に共感してしまいます。派手さはなくても、何度も挑戦していると「スタンリーって意外とカッコいいな」と思えてくる。そんな不思議な魅力を持つ作品でした。
出典:NATSU📘 説明書資料(ドンキーコング3 [HVC-DT])
説明書:Internet Archive(ドンキーコング3 [HVC-DT])
※Donkey Kong 3 [HVC-DT](Famicom)(JP)
区分:説明書/Manual/Instruction_Booklet出典:※当時の説明書はInternetArchiveに保存された資料を参照 / 権利は各社に帰属します





















































発売日:1984/7/4|価格:4500円|メーカー:任天堂|ジャンル:アクション
NAO: なんで昆虫駆除ゲーになったのか真剣に考えたい。
NATSU: 主人公が誰なのか、未だによくわかってない。